海外での生活はわからないことも多く不安も大きいと思います。海外の慣れない土地での引っ越しとなるとイメージがしにくいですよね。オーストラリアワーホリで引っ越しをたくさんしてきた私の経験談をもとに、引っ越しする前に知っておいたほうが良いことをお伝えしていこうと思います。事前情報として読んでいただけると嬉しいです。
Bond(ボンド)
ボンドは保証金の意味があり、退去時までに物の破損など何もなければ全額返金されます。家を決めていざ入居するとなった際お金を支払いますが、家賃とは別にこのボンドがかかってきます。これはオーナーによって異なりますが家賃の2週間分にしてあることが多いです。たまに4週間など多めに取っているところも見かけますが、詐欺の可能性があるので気をつけましょう。
初期費用
初期費用として、家賃+ボンドがかかってきます。家賃は基本的に1週間分で提示されているので200ドルだった場合、家賃2週間分(400ドル)+ボンド400ドル=800ドルかかるといった感じですが、初期費用については事前にオーナーに確認をしましょう。
ノーティス(notice)
これは退去する際いつまでに知らせてねというもので、two week notice であれば退去する2週間前までに知らせてくださいという意味になります。バッパーや期間が決まっているシェアハウスに住んでいる場合は不要ですが、そうではない場合、今住んでいるハウスオーナーに退去のことを知らせる必要があります。オーナーが次の入居者を探す必要があるので、引っ越しを検討している場合はこのnoticeの期限が重要になってきます。だいたいnoticeは2週間にしてあるところが多いです。このnoticeを守れずに退去すると、事前に支払っていたボンド(bond)が返ってこないなどトラブルになる可能性もあるのでいつ引っ越すかは早めに伝えておいたほうが良いです。
ミニマムステイ
これは最低入居期間のことですが、これを設定しているか、設定しているのであればその期間は把握しておきましょう。というのも、最低期間住めないとボンドが返ってこないからです。なので3ヶ月くらいしか滞在予定がないのであればミニマム6ヶ月の家は選ばない、もしくはどうしてもそこに住みたいならオーナーに交渉してみるのも手です。
立地
立地はかなり重要ですよね。オーストラリアは本当に大きい国なので駅やバス停から離れていると生活をするのがハードになってしまいます。買い物ができる場所が近くにあるか、学校や職場までどのくらいの時間、金額がかかるのかも見ておくと良いでしょう。バス停は徒歩圏内だけど調べてみたら1時間に1本しかバスが来ない、土日や夜間は早い時間で終わってしまう、そもそもバス停や駅が近くにないといったこともあるので、マップで学校や職場までの行き方も併せて見ておいたほうが無難です。車を持っている人であれば引っ越しも楽にできますし、立地に左右されないので家の選択肢が広がりますね。駅やバス停に近い物件は高く、少し不便地域は家賃も安い傾向にあるので何を重要視するか、何を妥協できるかを決めるのも大切です。
家賃(Rent)
これも重要な情報ですが、家賃の表記もさまざまです。1週間分の料金に光熱費、ネット料金など全て含まれていることもありますし、洗濯機、乾燥機にお金がかかる、電気代やネット代はみんなでシェア、エアコン代だけ別料金、ネット環境がそもそもないという物件もあります。家賃だけ見て安いと思ったら、光熱費が含まれていなくて思っていたより高い家賃だった、なんてこともあります。家賃の内訳は記載してあることがほとんどですが、内見に行く際に念の為オーナーに確認をするのが安心です。
家具
部屋や家に何が備えられているかも家によって違います。そもそも家具がなく部屋だけ空いているという物件も少なからずあります。収納がどれくらいあるかや部屋に机があるか、部屋に鍵がついているかなど気になる箇所はたくさんあると思います。それらを確認する意味でも内見は必ず行くようにしてください。写真通りのところもあれば写真で見るより汚かったり、行くまでに坂道が多い、ハウスルールが多いなど行かないとわからないことも多いです。
シェアする人数
一人暮らしとは違うのでバスルームやキッチンを誰かとシェアしていくことになるのですが、その人数は結構重要です。多いほど値段は安くなりますが自由度が減ります。これも何を重要視するかによって優先順位は異なりますが、私は大人数が苦手で家にいる時間を快適に過ごしたかったのでなるべくシェア人数が少ない物件を探していました。とにかくコストを抑えたい方や、家にいる時間があまり多くない人、多くの人と交流を深めたいという人はそこまで気にしなくて良さそうですね。
また、部屋もオウンルームとシェアルームがありシェアルームは同じ部屋の中にベッドが2つ(もしくはそれ以上)ある部屋のことを指します。オウンルームは自分専用の部屋なので値段もシェアルームに比べると高くなります。生活に工夫が必要になることもありますが節約にはなるのでコストを抑えたい方にはおすすめです。
まとめ
- 初期費用は事前にオーナーに確認を
- 内見は必ず行く
- 家賃や快適さ、立地の良さなどの中から自分の中で優先順位を考える
海外での引っ越しは不安なことも多いと思いますが、すでに誰かが住んでいる家に行くので自分の荷物だけ持っていけば完結します。また面倒な契約など必要なく日本での引っ越しより身軽です。内見を通して行ったことのない場所を知るきっかけにもなるので、新たな発見を楽しむという気持ちでも内見に行ってみてください。
最後まで見ていただきありがとうございました。ワーホリにこれから行こうか悩まれている方も多いと思いますが、体が動くうちに、自分の時間を自由に使えるうちに。是非検討してみてください。